【超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超・科学的な理由】が、名実ともに「超」!!【Testosterone】

            <p> 先日、筋トレフリーク界隈で有名な、<b>Testosterone</b>さんの著書を読んで感銘を受けたことを記事にしました。</p>

http://kenjinia.com/?p=42

 

 あれから約1ヶ月。

 私自身も筋トレを細々と続けていて、まだ体重や体格の激変といった変化は見られないものの、少しずつ自分に自信をつけている状態です。

 今回も、その続編となる以下の書を、友人に勧められたことをきっかけに、書評ならびに感想も兼ねてまとめました。

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 通常、この手のベストセラー本の続編というのは、一冊あれば後続の作品はほとんどコピペ……というのは、某なんとかエモンさんの意見ですが

 本書は、そういったものとは違い

 前作よりも、名実ともに「超」がつくほど内容がパワーアップした作品であることを最初に述べておきます。

 本当に、日々の筋トレによって更に肉体や精神に磨きをかけてきたかの如く、それを著作という形でも証明したのです。

 

 では、どの辺がパワーアップしたのかと言うと、大きく見るだけで以下の通りとなります。

・筋トレの専門家による科学的エビデンスが加わり、やはり具体的で説得力がある。

・著者ご本人も冒頭で仰られているように、その科学的な証明以上に「筋トレによって人生が変わった」という多くの方のエピソードが、筋トレ効果というものの何よりのエビデンスになっている。

・前作にもあったギャグorシリアスを含めたコラムが、今度は専門家との対談形式や実録漫画などに進化し、より楽しめる&わかりやすいものになっており、その点においてもパワーアップしている。

・それでいてそれらの専門家や実録部分の登場人物も、本書が決してただイエスマンを並べているわけではないので、それぞれの論点や意見を自分の人生観を交えつつしっかり客観的且つ具体的に述べている。

・世に出回っているような筋トレ効果をなかなか信じられない人に対して、今作は「自分自身」に対して人生を磨くことを更に強調しているため、説得力は増しているのに押し付けがましくない点については相変わらず。

 などです。

 

 本当に、前作同様素晴らしい本なので、その魅力は実際に読まないととても全てを伝えることはできないと思うのですが

 中には

「著者は良いこと言っていると思うし、すごい人なのはわかるけど、やっぱり自分自身が筋トレを実際やることについては全く興味がない」

 という方もいらっしゃるかと思います。

 確かに本書は、なまじ自己啓発の部分及びそれ以外のところも更に面白くなってしまったがために、筋トレ云々はどうでも良いけど単純に読み物として面白い、という副作用が、幸か不幸か付いてしまっている、という見方もできます。

 もちろん、そういった読み方や楽しみ方もアリでしょう。

 しかし、この本を読んだからには、やはり実際に行動することを私からも強くお勧めします。

 

 本書及び前作は、ただ単に「うだつの上がらない者から成功している人に対してまで幅広く筋トレの重要性について説いた文」をまとめただけのものではありません。

 著者ご本人は、筋トレ人口の増加やそれによる自分以外の幸せなどといったところまで熟考されているようですが

 本書において注目したいのは、Testosteroneさんとは違う形であっても、自分というものと向き合い、人生においてやるべきことをやり、結果を出すことの素晴らしさを、内容及び著者の行動を以て表明・証明しているということです。

 更に言ってしまえば、それは筋トレ以外から始めても良いわけです(ご本人も最初にウォーキングやジョギングから始めることも提言されています)。

 筋トレという方法で人生を良い方向に変えられたり、目に見える具体的な数値や形で自分という存在が強くなれたのであれば、それがとても素晴らしいことは言うまでもありません。

 ただ、それだけにとどまらず(本書は筋トレ愛に満ち満ちている本であるにも関わらず)筋トレ以外のジャンルからでも、「読者それぞれに自分の人生と向き合うチャンス及び手段を掲げてくれている哲学的な本」という見方もできるのです。

 とは言っても難しいことではなく、あくまで、“自分自身”という自分が一番よくわかっている存在であるはずのものを見失うな、というシンプルな結論も、数ある哲学的な答えの一つです。

 なので、内容は非常に面白いものの、ある意味では「万人受けする」ものではありません。

 何故なら、実際に「自分というものを理解し、行動したい」「自分の人生を大きく良くしたい」という観点から考えれば、楽しむだけでは意味がないからです。

 

 しかし安心してください。

 本書は、前作の内容以上に、面白さや説得力、それぞれのエビデンスなどがパワーアップした内容であることは、先述した通りです。

 それにも増して、精神論を超えた、単純にやる気を起こさせるための文言や熱意もまたパワーアップしています。

 ここが一番重要ですね。

 なので、この本を読んで、筋トレしたくならない可能性は非常に低いーーいや、そんなことより

 少なくとも自分の人生をより良くしようという思いを何らかの行動や形として得られるきっかけとなる、素晴らしいほどの良書です。このくらいのレベルのソリューション本は、実際にありそうでほとんどない。

 

 お勧めできます。